組箱の背面には様々な形がありますが、代表的なものは手をつないだようにフラップをクロスさせるタイプです。
フラップをクロスさせることにより背面に壁ができ、内容物を入れるスペースが区切られます。
しかしフラップを中央でクロスさせる形式では、中央が膨らんでしまいきれいなスペースになりません。
ネジのような小さなものを箱いっぱいに入れる場合、この膨らみのせいで箱が閉まらなかったり、規定の分量をオーバーしてしまうことがあり、梱包作業の妨げとなっていました。
今回は箱詰めの作業効率を改善する為に、少し工夫を加えました。
これまで中央でクロスさせていたフラップを、箱の角でクロスさせる形式に変更しました。
この変更により、組箱の背面が一直線の壁となり、ネジを入れすぎて箱が背面に膨らむことがなくなりました。
フタが閉まらなくて中身を少し減らさないといけないといった手間がなくなり、箱詰め作業の効率アップにつながりました。
今回の設計変更では、使用する段ボールの量は同じである為、製品単価はそのままです。
(木型修正代のみ必要となります)
コストアップさせずに、作業効率の改善を図ることができました。
ネジの箱だけでなく、様々な内容物の箱詰め作業効率アップにつながる提案ですので、興味を持たれた方は是非お問合せ下さい。