段ボールを折り曲げるとき、本来折れてほしい位置で折れないことがあります。この原因の一つに、段ボール中芯の波々構造があげられます。
特に2本の折れ曲がり線(罫線)が近い距離で並ぶ「額縁」設計では、折れ曲がりの不均一が顕著にみられます。
(波々構造の中芯が、折れ曲がり位置でぐちゃっと潰れているのが写真からもわかります)
段ボール中芯の影響を受けにくい角度で罫線を入れることにより、均一に折れ曲がる額縁を実現しました。
また、折り曲げ作業も変更前よりも少しの力で綺麗に折り曲げることが可能になっています。
折れ曲がり位置で綺麗な折れ目ができているかどうかは、段ボール箱の見た目に大きな影響を与えます。
今回は罫線の角度を変えることで綺麗な折れ目を実現しましたが、この方法以外にも抜き型に細工をすることにより本来は綺麗に折れない角度でも、綺麗な折れ目を作ることが可能です。
それぞれの段ボール箱に最適な解決方法で、完成度の高い設計をご提案させていただきます。
段ボール包装設計でお悩みの方は、是非当社までご相談ください。