本事例は、ガラス瓶に入ったお酒を入れる箱の課題解決事例です。
現在は画像にある天地で差し込むサックタイプのケースに5本入で梱包され販売されています。
今回から新たに3本入のパターンも追加で販売するので、ケースはどちらの場合でも使えるようにしたいとの要望がございました。
また、瓶同士が直接当たらないように仕切の追加、美粧性を考えてケースをN式にしてほしいとの要望もありました。
ご提案内容は
・ケースの共通化(ケースサイズは5本入に合わせる)
・3本入 or 5本入のどちらでも同じ付属を使用可能(トムソン抜きで使用する木型を1つにすることでイニシャル費を抑える)
以上を考慮し設計致しました。
完成した製品がこちらになります。
・ケース本体:1つ
・仕切A:1枚
・仕切B:2枚
※仕切A・Bともに折線が入っていますので簡単に折れます。
まずは仕切Aを谷折りでセンターに配置します。
3本入の時は仕切Bを四角に組立て、両端に配置することでスペーサになります。
5本入の時は仕切Bをコの字に組立て、両端に配置することで隣の瓶との仕切になります。
さらにケースの壁側にも仕切が立つことでケースの外からの衝撃も軽減されます。
サンプル完成後、お客様の方で輸送テストとして実際に発送して頂きました。
結果は問題なくご満足いただけるケースをお渡しできました。
今回は印刷無しの無地でお渡しになりましたが、ケースに印刷することでさらに美粧性を高めて頂くことも可能です。
また、仕切とケースは1つの木型で加工していますので。仕切にも印刷可能です。
単なる輸送箱としてではなく、ケースそのものにも付加価値を付けたいとお考えならば一度ご相談ください。