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プラスチック緩衝材を卒業して「設計の力」で大切な商品を守り抜く段ボール設計

プラスチック緩衝材を卒業して「設計の力」で大切な商品を守り抜く段ボール設計|段ボール 包装設計マイスター

「配送中に商品が壊れたらどうしよう」という不安から、ついつい過剰にプラスチック緩衝材を使っていませんか?実は、梱包の安心感は緩衝材の量ではなく「設計の仕方」で決まります。梱包作業の効率化とコスト削減、そしてブランドイメー […]

「配送中に商品が壊れたらどうしよう」という不安から、ついつい過剰にプラスチック緩衝材を使っていませんか?実は、梱包の安心感は緩衝材の量ではなく「設計の仕方」で決まります。梱包作業の効率化とコスト削減、そしてブランドイメージ向上を同時に叶える、マイスター直伝のノウハウを解説してみます。

プラスチック緩衝材の代表例

プチプチ(気泡緩衝材)

エサフォーム(発泡ポリエチレンシート)

発泡スチロール


1. 実は「見えないコスト」になってないですか?

梱包現場で当たり前のように使われているプチプチ(気泡緩衝材)。確かに便利ですが、BtoBの発送業務においては意外な落とし穴があります。まず最大のネックは「作業時間」です。1本ずつ手作業で巻き、テープで止める工程は、出荷数が増えるほど現場の大きな負担になります。また、プチプチは空気を包んでいるため保管スペースを圧迫し、さらには「届いた後のゴミ」としてお客様の手を煩わせる原因にもなります。「中身を守るためには仕方ない」と諦める前に、考えてみてください。もし、段ボールの内装パーツを「カチッ」とはめるだけで、プチプチ以上の保護力が手に入るとしたらどうでしょうか?設計による効率化は、単なる資材代の節約だけでなく、人件費や物流スピードの改善に直結するものならどうですか?

2. 現場が喜ぶ「爆速設計」の秘密

発送において、最大の敵は「擦れ・傷」と「外箱の角潰れ」です。特にガラス瓶や高級な容器は、配送中のわずかな振動や衝撃が命取りになります。ここで活躍するのが、ミリ単位の精度で作られる「専用内箱」です。商品の形状にぴったりフィットするホールド感を作ることで、箱の中で商品が踊るのを物理的に防ぎます。「動かない」ということは、擦れて傷がつくリスクを劇的に下げることに繋がります。プラスチック緩衝材をにするよりもスマートで、なおかつ保護性能が高い。これこそが、マイスターが提案する設計梱包です。

内箱に関してコラム記事書いているので詳しくは下のリンクから👍

内箱ってなに?! ~内箱設計の基本:製品破損を防ぎ物流コストを下げる設計のポイント~

ワンタッチ底ってどんな箱?

底ジゴク箱ってどんな箱?

例えば従来の梱包が「プチプチを切る→巻く→テープを貼る→箱に入れる」という4工程だったのに対し、設計された内箱なら「折る→はめる」のわずか2工程。1件あたりの梱包時間短縮されるので全体的に見たらかなりの短縮時間になります。特に繁忙期の出荷作業においての時間短縮は大きな分かれ道です。誰が作業しても同じクオリティで出荷できるため、新人教育の手間も省けます。また、設計段階で「テープを使わないロック構造」を取り入れることで、資材の種類を減らし、管理コストを削減することも可能です。現場の生産性を上げたいなら工程回数を減らすことが重要です。

3. 脱プラとブランド力向上を同時に強調できる可能性

現在多くの企業がSDGsや脱プラスチックへの対応を迫られています。特に化粧品ブランドにとって、環境への配慮は避けて通れない課題です。プチプチや発泡スチロールなどから100%リサイクル可能な段ボール設計に切り替えることは、強力な強みになります。ゴミを減らし、捨てやすく、かつ高級感を損なわない梱包はブランド力と環境配慮に繋がります。さらに、段ボールの内装パーツに印刷を施すことも可能です。箱を開けた瞬間にブランドカラーやロゴ、メッセージが目に飛び込んでくる仕掛けはできます。環境を守り、作業を楽にし、お客様に感動を与える。そんな欲張りな要望をすべて叶えられるのが、紙という素材が持つポテンシャルなのです。「梱包はただの輸送の為」という考え方を捨てたとき、新しいブランドの形が見えてくるかもしれません!

4.パッケージが語るサステナブルな未来

現在の脱プラ化の流れにおいて、段ボールは「単なる代替品」以上の価値を持っています。プラスチックのリサイクル率がいまだ限定的であるのに対し、日本の段ボールのリサイクル率は90%を超え、まさに循環型社会の優等生と言えます。さらに、適切に管理された森林から作られたことを証明する「FSC認証紙」を選択することで、企業の環境姿勢を公的に証明することも可能です。

近年、海外ではプラスチック製のトレイを一切排除し、複雑な折り構造だけで製品を固定する「オール紙製パッケージ」になりつつあります。これは単なるコスト削減ではなく、消費者が「この企業は地球に対して誠実か?」という視点で商品を選んでいるからです。プラスチックを捨て、計算された段ボールの機能を使用したものと認識される。これは環境に最大限配慮されたものとして認識されます。

課題解決事例~段ボール緩衝材でディスプレイモニタの梱包コストダウン・環境対応~


よくあるご質問(FAQ)

Q1. プチプチから切り替えると、資材代が高くなってしまいませんか?

単純な資材単価だけを見ると上がるケースもありますが、作業時間の大幅な短縮(人件費カット)や、配送トラブルによる返品リスクの軽減、さらには緩衝材の在庫スペース削減など、トータルコストで考えると安くなる可能性もあるのでご相談ください。

Q2. 液体が入った重いガラス瓶なのですが、本当に段ボールだけで大丈夫ですか?

ご安心ください。マイスターの得意分野です!瓶の首元をしっかり固定し、重さと衝撃を計算し尽くした設計を行います。サンプルをお作りしますので試してください。


最後に

「今の梱包、なんとなく不安だけど、どう変えればいいかわからない…」そんな悩みをお持ちなら、ぜひ一度僕たちにぶつけてみてください。お問い合わせ、お待ちしております!

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