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段ボールの強度と選定方法

物流や、保管、梱包など皆様の生活に欠かすことのできない段ボールですが、2018年に値上げが実施されたことは御存知でしょうか。段ボールの値上げを受けて、入れる商品にあわせて強度などの仕様面をしっかりと検討することが、コストダウンにもつながります。今回は段ボールの強度と選定方法についてご紹介させていただきます。

目次 ▼

段ボールの強度とは

段ボールの強度を決める要因

段ボールの強度とコストの関係

当社の選定のポイント

段ボールの強度に関する製品事例

段ボールの強度と選定方法のことなら、当社まで!


段ボールの強度とは

安全に、安心して商品を梱包する際に、段ボールの強度が非常に重要となります。何気なくお使いの段ボールですが、商品に対して過不足なく最適な強度で設計できているかを考えられているお客様は少ないのではないでしょうか。何段まで積み重ねて効率的に搬送するのか、輸送時のリスクを考えた際にも適切な強度設計は重要となります。

しかし、一口に強度といってもその種類は様々です。

こちらでは段ボールの強度について3つの切り口からご説明させていただきます。

垂直圧縮強度

垂直圧縮強度は段ボールの「上からの圧力への強度」を表す言葉です。効率的な輸送や保管を考えた際に、何段まで積み上げることが出来るのかは段ボールの価値を決めるうえでも非常に重要となります。段ボールの強度と言われた際に、多くの方がイメージされるのがこちらの垂直圧縮強度となります。

段ボールにおいては一番重要な強度となりますので、組み上げた箱の状態だけではなく、シートの状態、あるいは原紙の状態でもこの数値を測定します。

水平圧縮強度

段ボールとして役割を果たすためには、上からの圧力に耐えるだけでは足りません。運搬を行う際などに横から何かが接触してしまい、簡単に破れてしまうようでは段ボールとして利用することはできません。この「面に加わる力に対する強度」を表す言葉が水平圧縮強度となります。段ボールの側面の面に対して、面で均一に力を加えた際にどの程度で潰れてしまうのかを測ります。

破裂強度

水平圧縮強度をより実用的に測定する言葉が破裂強度です。段ボールの面に対して先端のとがった治具をぶつけて、どの程度の力で破れてしまうのかを測定します。「面に加わる突起物の力に対する強度」を表す言葉です。

段ボールを活用する際に、水平圧縮強度のように面に対して均一な力が加わることはほどんどありませんので、こちらの破裂強度での破れにくさが実用的な値となります。

段ボールの強度を決める要因

上記で紹介させて頂いたように、様々な考え方のできる段ボールの強度ですが、強度を決める要因も複数ございます。こちらでは段ボールの強度を決める要因についてご説明させていただきます。

フルート

フルートとは段ボール内部の波形状をした構造体を指します。段ボールの強度を考える上で、こちらのフルートの種類がとても重要になります。フルートの厚さと、長さ30cmあたりの波形状の山の部分の数でフルートの種類が決定します。

・Aフルート

 厚さ:約5mm

 山数:34個±2個

 特徴:強度があり、様々な用途、場所で使用される

 用途:引っ越しの段ボール、青果・野菜の運搬

・Bフルート

 厚さ:約8mm

 山数:50個±2個

 特徴:Aフルートより薄い

 用途:仕切り、内装箱

・Cフルート

 厚さ:約4mm

 山数:40個±2個

 特徴:Aフルートより薄く強度も強い

 用途:Aフルートに変わり様々な用途で使用

・Eフルート

 厚さ:約1.3mm

 山数:93個±2個

 特徴:非常に薄い

 用途:内装箱

・ABフルート(Wフルート)

 厚さ:約8mm

 山数:AフルートとBフルートを合わせたもの

 特徴:Aフルートより強度があり、輸出用梱包箱に使用される

・Fフルート・Gフルート

 厚さ:0.5mm~0.9mm

 山数:約120個~約170個

 特徴:美粧性がある、細かい加工が可能

段ボール形式

規格で定められた箱のタイプも様々ございます。組立方法や、テープの貼り合わせ位置などにより分類されます。

・A式段ボール

 みかん箱と呼ばれる一番メジャーな形式の段ボール。フタ(フラップ)が4辺から伸び、長辺のフラップ同士をテープで貼り合わせて組み立てる。

・B式段ボール

 フタや底面が差し込み式になっている段ボール。底組タイプ(ジゴク底)やワンタッチタイプと呼ばれる形のものもある。

段ボールの強度とコストの関係

段ボールの強度を考えるうえで、「フルート」「形式」といった要素についてしっかりと考える必要があります。内包物や用途、保管状況などの詳細な情報によって各要素の組み合わせが複雑に変わってまいりますので、お客様の用途に併せた包装設計を行うことが重要になります。また、フルートは段ボールの厚みが直接かかわってまいりますので、コストを考えるうえでも非常に重要な要素となります。内包物・用途に対して過剰なスペックの段ボールを使用してしまいますと、保管スペースの増大や、無駄なコストの発生につながりかねません。

段ボールの強度とコストは切っても切り離せない関係性となっております。

当社の選定のポイント

段ボールの強度と選定のポイントは、「豊富な実績」と「詳細のヒアリング」となります。ここまででご説明させて頂いた通り、段ボールの強度は様々な要素が組み合わさって決定されます。適切な選定を行うためには、過去に設計を行ってきたノウハウと、お客様の内包物や用途、運搬条件等まで細かく把握するヒアリング能力が重要となります。

当社であれば、お客様の内包物に合わせて適切な包装設計を行ってきた実績が豊富にございますので、最適な強度を兼ね備えた段ボールの設計が可能です。

当社では、実際に量産前にサンプル品の試作が可能です。実際に手にとっていただき、強度確認をしていただくことも可能です。

段ボールの強度に関する製品事例

続いて、実際に当社が製作した〇〇の製品事例をご紹介いたします。

段ボールの強度と選定方法のことなら、当社まで!

当社では、段ボールの包装設計から製造・組立てまで一貫して対応をしています。お問い合わせをいただき、お客様のニーズにあった仕様を確定させるために打ち合わせを行い、効率的な包装設計やコストダウンを実現するなど、最適な包装設計をご提案させていただいています。

段ボールの選定・設計にお困りの方は、お気軽に当社までお問い合わせください。

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