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エンジニアコラム

効率的な梱包作業を実現!当社の課題解決事例をご紹介!


目次

(1)梱包作業への負担が大きくなっている現状

(2)一般的な梱包作業の流れ

(3)一般的な梱包作業効率化の方法

(4)低コストで手軽に効率的な梱包作業を実現するためのポイント

(5)まとめ


1.梱包作業への負担が大きくなっている現状

梱包作業とは、製品をダンボールなどに詰めて配送可能な状態にする作業のことを指します。梱包作業は、製品を梱包し送り出せるようにするだけでなく、配送を安全に実施できる状態にしなければいけません。

近年、ネット通販の普及やコロナ禍の影響を受けて、宅配便の取扱量は急増しており、それに伴い梱包作業へかかる負担も大きくなっているのが現状です。

そのため、梱包作業の効率化を図る為に最適な段ボールの包装設計が必要とされています。

2.一般的な梱包作業の流れ

1.梱包箱の組み立て

2. 荷物を箱に入れ、緩衝材で隙間を埋める

3.クラフトテープやOPPテープで箱を封止する

以上が、一般的な梱包作業の流れになります。

3.一般的な梱包作業効率化の方法

梱包作業の流れを改善し、梱包効率を大幅に上げる方法に、梱包機械の導入があります。

段ボールの組立てや封止までを、一部自動化や全自動化させ、作業効率を上げる方法が一般的な梱包作業効率化の方法になります。

しかし、この方法にはメリットだけではなくデメリットも存在します。

機械の性能によって変わりますが、高性能な機械を導入する場合、初期の導入コストが発生します。そのため、出荷規模に適した最適な機械の選定が不可欠になります。

4.低コストで手軽に効率的な梱包作業を実現するためのポイント

上記のように、梱包作業の効率化を図るために「作業の自動化」ではどうしても機械の導入コストがかかってしまいますが、段ボール箱の設計を工夫することで、導入コストをかけずに、手軽に効率化を実現することができます。

対象の内容物(包装物・梱包物)の特性や形状によって、最もふさわしい包装の仕様を設計、作成することを包装設計といいますが、段ボールの包装設計を最適化することでも、効率的な梱包作業を実現することが可能です。

それを実現する3つの包装設計におけるポイントを紹介します。

①箱の組み立てをラクにする包装設計

1つ目は、箱の組み立てをラクにする包装設計です。

内容物によっては、ケースと仕切りを一体化した包装設計をすることで、効率的な包装設計を実現することができます。

従来の包装設計された段ボールでは、箱組の作業と、組仕切りを別々で組み立てる必要があり、製函の包装設計された段ボールでは、箱組の作業と、組仕切りを別々で組み立てる必要があり、製函の作業時の負荷が高くなることが課題となっていました。

このような課題を解決するために、当社では、ワンタッチ底と組仕切りを一体化させたケースにすることをご提案いたしました。

その結果、別途仕切りを準備する必要がなくなり、組立作業の手間の改善と、管理工数の削減をすることができます。

このように、組仕切りとケースの一体化をしたり、段ボールの種類を変えることで作業効率を上げたりなど、包装設計の段階でソリューションを提案することで、梱包作業の効率化を実現してきました。

>>>【課題解決事例】A式・ジゴクからワンタッチに変更し、組立作業を軽減!

課題解決事例の紹介

お客様の課題

箱組み作業と、組仕切りを別々で組み立てる必要があり、箱詰め作業時の負荷が高い事が課題となっておりました。

その、箱詰め作業時の手間を削減したいというご要望を頂きました。

当社からのご提案

ワンタッチ底と組仕切りを一体化させたケースにすることをご提案いたしました。

別途仕切りを準備する必要がなくなり、組立作業の手間の改善と、管理工数の削減が望めます。

>>>【課題解決事例】組仕切りとケースの一体化で組立作業負荷の軽減!

②緩衝材や製品の箱入れをラクにする包装設計

2つ目は、緩衝材や製品の箱入れをラクにする包装設計です。

緩衝材の役割は、製品の隙間を埋め、衝撃を和らげる役割があります。内容物の破損を防ぐためにも、製品の梱包には緩衝材の使用は不可欠になります。

しかし、製品に合わせた緩衝材の設計が必要なため、製品によっては複雑な緩衝材が必要になり、梱包に時間がかかることがあります。

しかし、設計段階で緩衝材の使用方法を見直すことにより、緩衝材を最小限にすることができ、製品の梱包時の作業の効率化を図ることを可能にしました。

>>>【課題解決事例】最適な緩衝材を設計し、梱包作業の効率化を実現!

③封函作業をラクにする包装設計

3つ目は、封函作業をラクにする包装設計です。

一般的に多く用いられる封函方法の一つに、テープ貼りがあります。

テープ貼りは、しっかりと封函できるメリットもありますが、梱包作業の面からみると、効率があまりよくない方法になります。

実際に、そういったお悩みのお声もお客様から多くいただいています。

このようなお悩みを解決するために、従来はテープ貼りしていたところを、底の形式をジゴクに変更したり、べべロックを付けることにより、梱包作業の効率化を実現することができます。

>>>【課題解決事例】べべロックを付けることで、梱包作業の効率化を実現!

5.まとめ

今回は、梱包作業の効率化のための最適な包装設計についてご紹介させていただきました。

当社では、段ボールの包装設計から製造・組立てまで一貫して対応をしています。お問い合わせをいただき、お客様のニーズにあった仕様を確定させるために打ち合わせを行い、効率的な包装設計やコストダウンを実現するなど、最適な包装設計をご提案させていただいています。

段ボールの梱包作業の効率化にお悩みをお持ちのお客様がおられましたら、ぜひ一度当社にご相談ください。

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