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ワンポイント事例

環境に優しい梱包材へ:緩衝材をスチロールから段ボールへの置き換え事例をご紹介します。

SDGs活動をはじめ環境問題への関心が高まる中、梱包材の見直しを検討される企業様が増えています。特に、スチロールから段ボールへの転換は、環境に優しい選択として多くのお問合せを頂いております。

今回は、段ボールのみで構成された、精密機器用梱包材の事例を紹介します。

スチロールから段ボールへ1

スチロールはブロック体での取り扱いとなる為、非常にかさばります。
一方段ボールはシート状に展開することが可能な為、運搬・保管の面からもメリットがあります。
今回は1枚の段ボールシートのみで緩衝材を作成しました。

スチロールから段ボールへ2

段ボールシートに折り曲げ線・切り込み線が入っており、パタパタと折りたたむことが可能な構造にしました。

スチロールから段ボールへ3

折りたたむことにより、段ボールが何層にもなり、緩衝材としての役割を果たします。
さらに、内容物である精密機器を底から支える段ボール層も一つのパーツにくっついています。

折りたたむだけの構造となっているので、テープ止めやノリ貼りも必要ありません。

梱包箱に詰めれば完成です。

側面は4層(5mm厚段ボール×4層=約20mm)の段ボール緩衝材で覆われます。

底も4層の段ボール積層に内容物が乗るので、とても頑丈です。

スチロールから段ボールへ4

側面のU字状の切込みは、内容物を取り出すための指穴です。
底部分の段ボール層にも、内容物の突起を避ける切り込みを入れ、負荷がかかるのを防いでいます。

今回は内容物の精密機器が重量物だった為、段ボール層で強度の高い梱包材を作成しました。
重量や形状によって、梱包材をより軽量化したり空間(隙間)を利用して衝撃を防ぐ構造にするなど様々な工夫が可能です。

段ボール設計のご相談をお待ちしております!

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